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特集 寺院建築



薬師寺東塔  石山寺多宝塔  清水寺本堂

(これらの寺院建築は、解説とともに『日本史地図・図解集』に収録されています)


薬師寺東塔

薬師寺東塔

 薬師寺東塔は三重塔の各層に裳階を付け、各層の軒と裳階とが交互に出入りして変化に富み、「凍れる音楽」といわれる律動美を示します。また、緩やかな屋根の勾配が優美な感じを与えています。



石山寺多宝塔

石山寺多宝塔

 密教の建築として宝塔とよばれるものが存在します。宝塔という名は単なる美称でもありますが、一般には円形塔身の上に方形(宝形)造の屋根をのせ、相輪をおく形式をいいます。この円形の塔身の周囲に裳階を付加した形式が多宝塔の姿となります。多宝塔の形式のものは全国に数多く残っていますが、1194(建久5)年に建立された石山寺多宝塔が最も古い部類に属し、また良い形をしています。また、大仏様・禅宗様などの大陸建築様式に対して、前代以来の日本的様式である和様建築様式の代表的建造物です。



清水寺本堂

清水寺本堂

 現在の本堂は寛永6年(1629年)の火災後、同8年から10年にかけて再建されました。仏を祀る内陣と参拝のための外陣からなります。外陣に続き断崖に向かって張り出されたいわゆる「清水の舞台」と両側に取り付く翼廊は、懸造によって支えられています。檜皮葺の大屋根は寄棟造を組み合わせた複雑な形態をとります。和様で統一された、江戸時代初期の復古的仏堂建築です。


『日本史地図・図解集』には、上記のほかに寺院建築として、法隆寺金堂  法隆寺夢殿  東大寺転害門  唐招提寺金堂  室生寺金堂  平等院鳳凰堂  三仏寺投入堂  富貴寺大堂  東大寺南大門  円覚寺舎利殿  鹿苑寺金閣  慈照寺銀閣  慈照寺東求堂  西本願寺飛雲閣  大崎八幡宮が収録されています。