趣味について

Hey Baby!  Do you like Birds?

I am not a baby.

人間の趣味は3歳までに確立するという説がありますが、自分の経験から言ってもそれはかなり正しいと思っています。勿論記憶はありませんが、私はまだよちよち歩きの頃から、デパートの小鳥売り場の前で立ち止まって、動かなくなったそうです。

三つ子の魂百までといいますが、この説によれば3歳までに鳥に関心を示さなかった子供が成長して、ある日突然鳥好きになるということは絶対にありえないそうです。(その逆はありうるのでしょうが)趣味などというのは、理屈ではないし、遺伝とか環境とか教育とかはあまり関係がないのかも知れませんね。私の家では親兄弟、子供、親戚を見渡しても、積極的に鳥に関心がある人物など一人もいません。

まあ仏教で言えば、トリキチは前世が鳥だったということになるのでしょう。

バードウォッチングが趣味といっても最近でこそ、かなり認知されてきたようですが、以前は明らかに奇人、変人の部類だったように思います。

38年間サラリーマン生活を経験しましたが、私の職場ではゴルフで有給休暇をとっても一応納得といった雰囲気がありましたが、釣となるとかなり怪訝な顔をされました。さすがに勇気がなくサシバの渡りを観察するので休暇を取りたいと申し出たことはありませんが、仮に申し出ていたら、最早つける薬がないといった顔をされていたに違いありません。

以前日本では野鳥の会の会員が2万人、猟友会が20万人といわれていました。

サッカーの試合で、6万人収容のスタジアムが満員になるのに、現在日本野鳥の会の会員は増えたといっても全国で5万5千人で、欧米に比べるとけた違いに少ないのが実状です。

潜在的に鳥に興味があっても、きっかけがなくて、なかなか野鳥観察に踏み切れないという人はかなり多いと思います。また自己流で鳥を観察している人も結構多いと思います。私もしばらくは、そういう期間がありました。でもやはり日本野鳥の会とかその他しっかりとしたリーダーのいるところで、指導を受けながら鳥を学んでいくのが、早道だと思います。

私も18年前、源氏山公園で偶然鎌倉自主探鳥会グループ(KJG)の皆さんに出会ったのが、きっかけで単に鳥だけでなく、植物や昆虫などについても、色々学ぶことができました。

パソコンやアマチュア無線なども、KJGの皆さんの指導がなければ、とても初歩レベルとはいえ、マスターすることはできなかったと思います。

趣味を深めていくためには、どうしてもその周辺についても、知識が要求されますし、必然的に新しい分野にもチャレンジせざるをえなくなります。

物理学などもっとも苦手の分野で、アマチュア無線の資格をとるのは、大苦戦しました。ただ無線機が取り扱えないとサシバを観察をしていても、他の皆さんと交信ができず、蚊帳の外になってしまいます。やっとの思いで、55歳のとき4級資格をとることができましたが、鳥とアマチュア無線が関係があるなんて、初めはまったく想像もできませんでした。

鳥キチを見ていると、殆どの人が他に最低もう一つの分野に精通しているように思います。

たとえば、それが昆虫であったり、野草であったり、樹木であったり、様々です。

私は鳥と同じレベルで魚に興味があります。

まあ趣味ですから楽しくやることが、原則です。楽しくなければ趣味ではありません。

そろそろ冬鳥が勢ぞろいしている頃です。鳥をさがしに、出かけたいのですが、健康を害して思うように動けないのが、かえすがえすも残念です。

(2002年12月)

 

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