20年近く前に日本野鳥の会に入ってから、しばらくの間は、神奈川支部の探鳥会には、原則全部参加することにしていたので、ガン・カモやシギ・チドリといった鳥も一通りは見たつもりであるが、その後体が動くうちは、できるだけ山歩きをかねて山野の鳥を見てやろうと思うようになった。勿論これらの鳥に興味が無いというわけではないが、動かない鳥ならいつでも見れるし、老後の楽しみにでも取っておこうなどと考えていた。
体を壊したことで、その老後といえる時期が予定よりはるか早めにやってきてしまったが、ガンカモ、シギチは楽に見れると思っていたのが、そもそも大間違いであった。確かにこれらの鳥はあまり動かずに観察することができるが、カンカモは真冬の寒さ、シギチは真夏の暑さと戦わなければならず、決して楽には観察できないことに気がついたが、もはや後の祭りである。そうした中でも、自宅からあまり遠くなく、比較的近くまで車で行くことが出来て、鳥の種類や数が多く見られる場所としてあげられるのが、相模原貯水池である。
相模原貯水池には以前には何回かバイクで通ったことがあるが、昨年は近くまで行ったのに、道にまよって現地にいくことができなかった。今年の1月5日友人に誘われて全く久しぶりに現地を訪れたが、付近が良く整備されていて、水鳥をみるのには絶好の場所であった。また付近には、雑木林や畑なども残っていて、水鳥以外にも、思わぬ出会いが期待できそうであった。この日もイカルの声がしていたし、ハイイロチュウヒらしいタカの姿が見られた。また数百羽のオシドリが、羽を休めていた。残念ながらポイントが遠く、良い写真は撮れなかったが、丹沢湖や宮ヶ瀬湖までいかなくても、こんなに多くのオシドリが見られるのは驚きであった。オシドリは鎌倉でも、散在ヶ池に行けば見られるし、谷戸の池でも見かけたことがあるが、数はそれほど多くは見られない。オシドリは一羽でも綺麗な鳥であるが、やはり群れをつくっている方が見事である。



相模原貯水池では冬場の水鳥観察が主体となるが、途中チョッと寄り道をすると大和の泉の森公園とか座間の谷戸山公園とか、気軽に立ち寄れる探鳥場所が色々ありそうである。まだまだフィールドといえる程、通い詰めて訳ではないが、これからも水鳥の観察に通って見たい場所である。
( 2004年1月)