シメ

 

18年前野鳥の会に再入会するまで、シメという鳥の存在は知らなかった。KJG(鎌倉自主探鳥会グループ)の探鳥会に初めて参加した時に源氏山の東屋から葛原ヶ岡に向かう遊歩道でこの鳥に出会った時のことが、今でも記憶に残っている。シメは主に落葉広葉樹の林にいて、カエデやシデなどの実を好んで食べるとのことである。地鳴きはキチィ、キチィといった特徴のある鋭い声なので、声をたどっていくと比較的見つけやすい鳥である。地味だが、良く見ると大柄でなかなか立派な鳥で,イカルよりはやや小さく、尾が短い。夏は北海道などで繁殖するが、あまり囀りは聞かれないようである。7,8年前の夏に苫小牧に出張したとき、郊外の樹林でシメを見かけた記憶があるが、このあたりも繁殖地だったのだろう。

鎌倉では冬鳥として、毎年見られるが飛来する数は年毎にかなり波があるようだ。余程シャイなのか、警戒心が強いのか、我が家にやってくるのは、これまでは決まって雨の日とか、夕刻ばかりであった。それが今年の3月4日、初めて昼間に姿を見せてくれた。

この鳥は、気をつけていると、良く見かける鳥であるが、大木の上の方に止まることが多いようで、なかなか写真を撮るのは難しく、今まで何度もトライしたが、豆粒位にしか写すことが出来なかった。シメはやってきたが、今年も昨年に続いてカワラヒワが全くやってこないのが、気がかりである。

                                                          (2003年3月)

 

 

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