2013年8月後半 past top top

2013/08/20 Tue.  北海道旅行その1

 15から19日にかけて北海道へと行ってきました.

 初めての北海道です.一度北海道を自転車で走ってみたいと思っていたのと,りくべつ鉄道の運転体験コースに申し込んでみたかったのとで,今夏行くことにしました.
 あぁ,念のため予めはっきり申しておきますが,一人旅です.


●15日(木)
 新大阪→東京→新青森→函館→南千歳→新千歳空港

 初日は完全移動日.新幹線と特急を乗り継いで北海道入りします.
 当初の計画では,昼に大阪を出るトワイライトエクスプレスに乗って北海道入りするつもりだったのですが,切符を取ることができませんでした.Aロイヤルをと欲張ってしまったのと,西の電話事前予約サービスを過信しすぎてたのが敗因です.地元の駅でも駅員さんにチャレンジして貰えば良かったです.
 それじゃ新幹線乗り継いで行くしかないというわけで上記のルートとなりました.

 朝5時に起き自転車で新大阪へ.いつもの富士行きと同じように輪行で新幹線です.
 9時過ぎに東京到着,東京からは東北新幹線「はやぶさ」,グランクラスに乗車です.どうせだったらグランクラス乗ったれということで取ってやりました.たまたま空きが残っていて幸運でした(グランクラスは瞬殺じゃない模様).

グランクラスのシート  さてそのグランクラス,軽食やドリンクがサービスということで,東京を出て大宮くらいまではアテンダントのお姉さんが順番に給仕する感じ.私は和軽食とお茶菓子はりんごのパウンドケーキをいただきました.
 そして噂の高級シート.おぉ足伸ばせる足伸ばせる,横幅もゆったりで……んんんんん?? これじゃぁ景色が,あれー???
 窓際なのに窓が遠い…横幅ゆったりしている分,座ると窓ガラスが遠く感じられます.窓に顔を寄せようにも読書灯があって邪魔でした.しかも新幹線の窓はさほど大きくないので,景色に対する視野角はかなり小さかったですね.
 要するに座り心地は良いのは確かだけど景色はあまり見えない.まぁ東北新幹線の景色なんぞずーっと変わり映えしない田園風景が続くだけだとは思いますケド….


スーパー白鳥@新青森駅青函トンネル最深部

スーパー北斗@函館駅  新青森からは在来特急を乗り継いで,函館,そして南千歳へ.
 函館での乗換時間20分のところ,スーパー白鳥の到着が16分くらい遅れてしまい,函館駅では何もできませんでした.駅弁色々と見たかったのになぁ…….その代わり函館からのスーパー北斗の中で,大沼団子と長万部のかにめし弁当をいただきました.
 ちなみに上の右の写真は青函トンネルの最深部通過の瞬間.青いライトが線となって写っています(緑のライトは写らなかった).


 18時ちょいに南千歳に到着.ICOCAが使えることに感動しつつ寄り道して新千歳空港へ,ここのエアターミナルホテルに宿泊です.さらに帯広方面へと乗り継いでも良いのですが,空港は土産物が充実しているという友人からの情報により,ここに泊まることにしていました.
 一旦チェックインして部屋に自転車,着替えなどを置いて身軽になり,ターミナルビルのショッピング・ワールドへ.何を買おうかと迷いつつ,じゃがポックル5限と聞いたら5個買ってしまうのが人の性.妹からの指令の 「白い恋人の『黒』」 ってそれは黒い恋人ではないのかと思いつつ.
 インフォメーションのお姉さんに聞いたら,手荷物預かりで一括発送を受け付けてくれると教えてくれたので,買い物を終えていざ行ったら,
 「クール便の発送は終わったので受け付けられません」
 何ー!?
 「部屋の冷蔵庫に入れて翌朝7時以降に来ていただくのはどうでしょう」 ってその7時の電車でもう出発するっちゅーねん! そんな制約あるんなら先に言っとけやー! …ホテルのフロントなら何とかしてくれるかなと思って相談したところ,そこから発送してもらえました.やれやれ.
 あと,ターミナルビルには万葉の湯とかいう温泉があり,ホテル宿泊で無料券をいただきましたが,ここは入場制限かかるほど混雑していたのでスルー.
 翌朝,朝イチの特急に乗るので早めの就寝.

グランクラス軽食や駅弁など

上段: E5系はやぶさグランクラス
 左: 和軽食,右: りんごパウンドケーキ
中段: スーパー北斗
 左: 大沼団子,右: 長万部かにめし弁当
下段: 新千歳空港
 左: 雪印パーラーのソフトクリーム,右: ジンギスカン

2013/08/24 Sat.  北海道旅行その2 廃線跡サイクリング(前)

 北海道2日目です.どんどん行きます.


●16日(金)
 新千歳空港→南千歳→池田→(自転車)→陸別町

 ホテルの朝食バイキングをいただいてすぐに出発し,南千歳に出て特急スーパーおおぞらで池田まで.9時半すぎに到着.

池田駅前  駅舎工事中の池田駅前で自転車組み立てて,10時,さぁここから陸別町に向けてサイクリングです.事前調査によると距離は80弱,勾配はほとんどなし.まっすぐ行けば4時間切るくらいかなーと.

 ふるさと銀河鉄道の廃線跡を辿りながらのんびりと北上していきます.
 出発前にこのサイト様(歩鉄の達人)で,廃線跡スポットの凡その位置を把握しておきました.廃線跡と言っても線路はほとんど残っておらず,一部の駅舎跡と鉄橋だけを順番に見て行くこととなりました.
 また,あんまり国道を離れてうろちょろと駅舎跡を探してしまうと時間がいくらあっても足りないので,国道242号線からすぐに見つかった駅のみです.

道中の風景  道路は長い長い直線,両側には一面の草原か田園.緩やかな丘を越えて現れる……のもまた一直線の道路.実はこれ無限ループなんじゃね? と錯覚するほどで,時折牧場と見られる厩舎や集落があるくらい,まさに町を出てフィールドを走ってるというドラクエ的な感覚でした.
 街灯なんて全く無いし,ライト持って来てるけどこれ暗くなったら終わりだなーとも.後で聞いたら夜は野生動物がたくさん出てくるって言うし.あぁあれですな.夜になるとエンカウント率が高くなるってやつ.

旧高島駅1旧高島駅2
 旧様舞(さままい)駅は飛ばして,まずは旧高島駅です.
 池北線時代の駅名標とふるさと銀河線になってからの駅名標.後ろに立っているのは駅シンボルのヤマモミジだそうな.

旧勇足駅1旧勇足駅2
 続いて旧勇足(ゆうたり)駅.
 駅舎があったところにコミュニティセンターが建てられており,旧ホームはその裏にありました.ホームの高さ分埋められていましたけど,点字ブロックが見えました.また右の写真に写っている,ひし形に丸印は停目ですね.

旧岡女堂駅 旧岡女堂駅いちごソフト
 次は旧岡女堂(おかめどう)駅.
 これは駅ができたのも比較的新しい(つまり駅ができてすぐに廃線になったぽい)ためか,ホームの屋根も残っていました.なので国道の反対車線側から撮影.
 そして岡女堂というのはこの土地にある豆屋さん(→岡女堂)だそうで,駅のそばに店舗があり(というより店舗の場所に駅を作ったのか),ソフトクリーム売ってたのでちょいと休憩.

旧本別駅近くの鉄橋  続いて旧本別駅.
 本別町は比較的大きな町のようで,住宅街の中に鉄橋が架かったまんまでした.また跨線橋も保存してありました.

旧本別駅1
旧本別駅2

ひまわり牧場 そうして駅周辺をウロウロとしていると,「ひまわり迷路開催中」 の看板を見つけました.
 今夏3年ぶりに兵庫佐用町のひまわり祭に行こうかどうか迷っいて結局行かなかったという私的事情もあり,ちょいと寄り道しました.

ひまわり畑1  2mは優にあろうかという背の高さの向日葵がたくさん咲き誇っており,向日葵それぞれ頭が重そうにしていました.そうまさに水夏の1シーン,頭を垂れた向日葵と,それを見上げる先輩のあの絵画のように.うん,さやか先輩連れてくれば良かったですね.

ひまわり畑2ひまわり畑3

 つかね,案内の看板には,いかにも 「この先の道をちょちょいと入ったところで開催してます」 って感じだったのに,いざ行ってみたらすんげー遠いんでやんの.5kmはあったような.これが北海道基準か…


旧仙美里駅1旧仙美里駅2
 国道242に戻って次は旧仙美里(せんびり)駅.
 ここは勇足と同じくコミュニティーセンターとなっていました.黒いパイプの枠のみとなった駅名標に寂寥感が漂います(見難いかもしれませんが,左の写真,中央左寄りに立っているのがそれ).

旧足寄駅1旧足寄駅2
 続く大きな町が足寄(あしょろ)町.
 駅舎がそのまま売店となっており,駅跡が町の中心部として機能しているようです(編集注: 後で聞けばこの駅舎は復元されたものだとか).丸い郵便ポストがポイント高し.駅名標の手前に置いてあるのは汽車と貨車のかたちをした小さな花壇.

旧愛冠駅1旧愛冠駅2
 次は旧愛冠(あいかっぷ)駅.
 小ぢんまりした駅舎とその裏にはプラットホーム.ここはホームの高さまで地面が埋められておらず,ホームはその形そのまま残存.線路跡は雑草荒れ放題.こっちの方が廃線跡っぽい.
 また駅名が「愛の冠」ということで,愛の泉だとかウェディングブリッジとかありましたが,しょーもな.広尾線愛国〜幸福の二番煎じ狙ったけど空振りしたってところですかね

旧上利別駅1旧上利別駅2
 立ち寄った途中駅の最後は上利別(かみとしべつ)駅です.
 ここには朽ち果てかけた駅舎があり,中に入ることはできませんでしたがストーブが中央に置かれた待合室はそのまま残っていました.ホーム側に周って見たところ,これはプラットホームから線路に降りるためのものかなーと思うような板がありましたが,ここも雑草茫々.

りくべつ駅1りくべつ駅2
 さっきのひまわり畑が思った以上に時間を食ってしまったこともあり,上利別駅から先はペースを上げて走行し,大誉地(およち)や薫別(くんべつ)などは特に探さなかった(or国道から離れている)ため通過となりました.
 そして池田駅をスタートして7時間,結局17時過ぎにやっと陸別町に到着しました.この日は陸別駅併設の宿泊研修施設「オーロラハウス」(左の写真の建物2階)に宿泊です.


 走行距離: 101.36km(自宅〜新大阪駅+池田駅〜陸別町)

2013/08/25 Sun.  北海道旅行その3 りくべつ鉄道運転体験(前)

 北海道3日目です.
 写真のアップロードと貼り付けに思ったより時間食っています.


●17日(土)
 運転体験Lコース,北見方面サイクリング

 朝のニュース: 函館線で貨物列車脱線事故発生
 線路下の土砂が流されて貨物列車が脱線.っておいおいマジかよ.帰りまたそこ通るっての.……まぁこのときはすぐ復旧するだろと思っていました.去年,通勤路線がゲリラ豪雨にて何度か土砂流出してましたが1時間以内に復旧してましたし.


 脱線事故は気がかりですがそんなことより,午前はりくべつ鉄道の運転体験です.
運転する気動車気動車車内

運転マニュアル  リアル電車でGO!ですよ.あぁ電車じゃなくて気動車だろってツッコミは無粋です.
 この日はLコース,陸別駅構内を往復します.最高速度は20km/h.
 本物の運転士さん――おそらくこの路線を実際に運転してはり,廃線後もりくべつ鉄道に残ることを決断なされたのだと思う――に気動車の簡単な構造と運転方法を説明したいただき,最初は手取り1往復,その後は指導無しで2往復.

Lコース体験風景  構内に3カ所踏切があって,その手前で一旦停止する必要がある(右の写真でおばちゃんが緑旗を出していらっしゃる)のですが2〜3回オーバーラン…….やっぱ実物は想像以上に難しいです.ブレーキ操作して実際に制動力かかるまでにタイムラグあるし,緩めるのもラグがあって緩まずに手前に止まるし,かと言って早すぎるとオーバーランするし.
 あと,ポイント切替器の操作の体験もありました.ハンドルぐるぐる回して60回.鉄博などで実物を至近距離で見るたびに,触ってみたいと思ってたんですよねこれ.しかもこれさっき走ってたポイント,良いんですかここまで体験させて貰ってもー.

 …と濃密な80分Lコースでした.明日はいよいよ本線へ.

2013/08/26 Mon.  北海道旅行その4 廃線跡サイクリング(後)

陸別跨線橋●17日(土) つづき

 さて,17日の午後からは空模様が気になるところですが,廃線跡サイクリングの続き,陸別駅からさらに北方面へと走りに行きました.

 まずは出発してすぐに陸別跨線橋(→).その名の通り橋の下に線路がそのまま残って……というか翌日の運転体験で走る線路です.
 翌日にまたここに来ればここを走る気動車の姿を収めることができたはずですが,時間的都合により叶いませんでした.それはちょっと残念.

 国道をそのまま進んで行くと,蛇行して流れる渓流が見えてくるようになり,鉄橋(ガーター橋)が何本も残っていました.そのうち1本は雑草掻き分けて歩いて近づくことができました.
国道から見える鉄橋1

 上の写真の鉄橋に近づくと(↓).
鉄橋

 鉄橋の反対側には,線路も残存していました.
鉄橋の反対側

距離標勾配標

 またその鉄橋のすぐ脇には距離標(池田から85kmってことか)と勾配標もありました.こういう細かいアイテムはいかにも廃線跡らしいですね.


旧川上駅  次は旧川上駅.ここまでの道中で道路工事している区間があり,旧川上駅前はその仮設事務所や物置となっているようでした.写真はホーム跡と停目.

旧小利別駅前日産のモニュメント 旧小利別駅
クワガタ
 続いて旧小利別(しょうとしべつ)駅.
 駅前には謎の日産のモニュメントが立っていました(「歩鉄の達人」様によるとこの近所に試験場があるらしい!?).カドが欠けててちょっと遺跡っぽかったです.それとコンクリの上を悠々と歩いていたクワガタ.実物見たの何年ぶりだろう.

謎の高架線 そういや小利別駅から少し北に進んだところにあったこの高架線(←)は何だったんだろう?
 道東道はここまで来てないし.これも日産がらみかな.

常呂川橋梁1常呂川橋梁2
 その後,峠を超えて隣町へと進みます.
 いや峠と言ってもヒルクライム行くぜっ!なんて勾配ではなく,緩やかな長い長い坂でした.最も高いところで標高400mだったかと.こんな内陸の地で標高たったの400ってのもまた凄い.坂を下ってちらほらと民家が見えてきた頃に現れたのが上の第一常呂川橋梁.

旧置戸駅旧置戸駅開駅の碑と松
 鉄橋を過ぎるとそこはもう置戸(おけと)町の中心部,旧置戸駅前は立派な駅ビル(?)が建っていました.中は静まり返っていましたけど….その裏側には列車交換用の線路2本と,開駅の碑.


 さて,ここからさらに進んで終点である北見駅(現存するJR北海道の駅ですよ)まで行きたいところではありますが,北見駅は陸別駅から片道で65kmくらい.この置戸はほぼ中間地点.この時点で14時すぎ.これでは戻る頃には暗くなってしまう(=遭難フラグ)ので,これにて折り返し,来た道を戻ることにしました.そして遂に雨が……


松浦踏切 最後はゴール陸別駅の手前にあった踏切です(往路は反対車線だったので通過していた).
 ここにはふるさと銀河鉄道の真新しい列車注意の看板もあり,運転体験銀河コースではここまで走ってくるのかーと.
下勲祢別駅 下勲祢別駅駅名標
 ちなみに下勲祢別(しもくんねべつ)という駅は,おそらく運転体験用に新駅として設置したのだと思います.
 そのまま雨から逃げるように陸別駅オーロラハウスに帰還しました.まぁ土砂降りにならずには済んで良かったと言うべきか.


 これで2日間,およそ160kmもの廃線跡サイクリングは終了です.
 プラットホーム跡や鉄橋をたくさん見ることができて概ね満足でございます.欲を言えばトラス橋やアーチ橋,さらにはトンネルがあれば尚良かったのですが…….
 何より北海道の大地,一面に広がる野原と果てしなく続く1本の道路.まさに「何も無い」がある(あさぎさんのチョップ待ち)中を走るのは大変心地良いものでした.駅跡地点に近づいても「このままかっ飛ばしちゃおうか」と何度も思ったくらいです.
 さすがに他の自転車は1台たりとも見かけませんでしたねw


 走行距離: 65.55km(陸別町〜置戸町往復)


 さて,気になる函館線脱線事故の続報.
 半日経ってもまだ復旧してない? なんで? 事故調査委まで入って復旧に手間取っている? え?何? そこ盆前にも同じように流出してたん? …何やってんのJR北海道,と多少苛立ちが.
 また,携帯サイトでJR北海道の運行情報を見ていたら,17日出発分の夜行列車は札幌〜函館間の部分運休,すなわち代行バスで函館まで移動し,函館から列車に乗車するとのこと.なので翌日も多分同じかなーという希望的観測.

2013/08/29 Thu.  北海道旅行その5 りくべつ鉄道運転体験(後)

 では北海道4日目です.

●18日(日)
 運転体験G(銀河)コース,陸別町〜池田〜札幌〜???

 まずは気になる函館線脱線事故の続報.
朝のニュース: 復旧の目処立っていない
JR北海道の運行情報: 道内−本州の夜行列車については運行情報無し

 …? 報道されてないだけで夕方には復旧してるってことなのか?


 午前は運転体験の2日目,りくべつ鉄道「銀河コース」の運転体験です.
 駅構内だけではなく実際に使用されていた線路を走ります.初めての人がいきなり銀河コース(以下「Gコース」)に申し込むことはできないようになっているため,前日のLコースと続いての受講となったのでした.
 ちなみにL,Gコース会わせた1泊2日の「銀河コースパック」で5万円です(今回私は前日に陸別町入りしているのでさらに1泊分宿泊費(6500円)が必要).
 さて,小雨がずっと降り続いておりますが,まずは前日の感戻しということで構内を2往復,今度は応答にタイムラグがあることを常に頭に置いて,危険なオーバーランだけはしないように心掛けました.圧力計も見ながら残圧停車も狙ってみたり.その結果,手前過ぎたところもありましたがオーバーランは無し,「昨日より上手くなった」とのお言葉も頂きました.

車内  さぁ,いよいよ次は本線の走行です.
 LコースとGコースで使う車両が違うらしく,少し歩いて車両を乗り換えました.おそらく陸別駅構内出発だと比較的大きな踏切を越える必要があるためだと思います.

銀河コース専用のスタフ 運転席からの風景
運転台
 なんと銀河コース用にスタフも作成されており,懐中時計も置かれて(写真は時計置く前orz),さながら本当に運転士の気分.スタフを見ると前日に睨んだとおり下勲祢別駅までの往復であり,もう1つ途中駅も設けられていました.
 なお上の運転席からの写真は,時計を見て発車まで数分間時間がありましたので撮りました.さすがに運転中は撮ってません(撮っても良いですかと尋ねること自体アカンことだと思う).

 ワンマンですので車掌業務(戸閉だけ)もして,出発進行ー.
 途中,カーブでの速度制限と民家のそばで徐行(本物と同じ徐行予告標識など有り),運転体験としては最高速度20km/hとなっているので,十分に徐行なのですがそこは気分を出すためってところでしょうか.
 途中駅に停車し,前日に自転車で渡った跨線橋をくぐって終点に到着,「帰りはちょっと下り坂になってるから気をつけてね」っておいおいw ちょっと緊張感UP.…でブレーキ強めにしたらやっぱり手前に止まったorz.うーんやっぱり難しい.
 そんな感じで2往復.いやー楽しかった.遊園地でゴーカート乗って喜ぶ子供とおんなじですな.


 鉄博などで体験できるのはシミュレータ.どんなに画質を向上させてもやっぱりシミュレータです.ノッチ入れて感じる,決して力強くは無いけれども感じる加速感とエンジンから伝わる微少な振動と音,ブレーキ引いて一瞬遅れて感じる制動力なんかはシミュレータじゃ体験できないわけで.
 また,前方の安全を確認するのに腰を浮かせたりカーブの先を見ようと首を動かせば,当然見える風景も違ってきますし,横の窓から外を見ながら停目に合わせることもできる.多分,電車でGO!はもう面白くないんだろうなー,と.

 本当にここ陸別町でしか体験できない非常に貴重な体験をさせていただきました.りくべつ銀河鉄道の皆さんに感謝です.
 さすがにそう何度も行くことはできませんが,川上駅まで延伸予定という話もあり,その頃にもう一度くらいは行けたら良いなと思います.


 おまけ.陸別駅構内にいた999ラッピング車.
999ラッピング車1
999ラッピング車2

2013/08/31 Sat.  北海道旅行その6 帰り道

●18日(日) つづき

 さて,もう少し居たいところですが,19日中に帰宅するためすぐさま大阪へ向けて出発しなきゃいけません.運転体験10:50終了に対して,11時にタクシー予約するというカツカツ具合です.次の人が運転する車両の写真とか撮りたかったんですけどねー.

 そのタクシーについて.
 当初は陸別町から再び自転車で,またはバスに乗って池田駅へ出て,そこからスーパーおおぞら10号に乗れば,南千歳で北斗星に乗り換えられますので,始発駅から乗れないのは少々残念ですが北斗星を取っていました.
 はいそうです.計画の初期の段階ではトワイライトで行って北斗星で帰ってくるなんて行程を考えていました.
 しかし,この盆最中の大雨ではなく,7月に起きたエンジン火災やら配電盤から火吹いた事故やらのせいでその10号が運休.なまじ北斗星が取れてしまっていたのでどうにかして南千歳まで時間内に辿りつかなければならなくなりました(※1).十津川警部か高林鮎子シリーズのアリバイトリックのように.
 路線バス+タクシーか,タクシー+高速バスか.北海道に詳しい友人の力も借りながら色々と検討した結果,最終的には陸別町→池田駅をタクシーに乗れば,1本前の特急を捕まえることができることが分かりました.タクシー呼んだのはそういうことです.


キハ40@帯広駅261系スーパーとかち@札幌駅
 タクシー代18kオーバーに心を痛めつつ(これでも最小限),池田から普通電車,帯広からスーパーとかち6号に乗車です(実はおおぞら8号にも間に合っていましたが気付いていなかった).折り返してとかち6号となる帯広着の特急が大雨徐行によって4〜50分も遅れてるとあって焦りました(おおぞら8に気付いていなかったことに超後悔)が,帯広駅出発は18分遅れで済み,札幌到着も10分ちょっとの遅延で済みました(※2).
 そしてこのとかち6号乗車中,車内に流れる文字ニュース:

 本日の夜行列車の全区間運休を決定 JR東日本

 ええええええ!? 部分運休ですらないのかよ! 帰られへんやんけ! 昨日は函館発で運行してたんとちゃうんかー. あ,そうか.本日分の列車はこっち(事故現場より北)にいるのか…….

 どうやって帰ろう.飛行機は自転車があるので多分無理(もっと厳重な輪行袋が必要だと思う),そもそもUターンラッシュ+この事故がらみで空席があるとは思えんし.悪天候が原因でこうなってるんだから小樽発フェリーなんて論外.また特急・新幹線乗り継ぐの……か…? つか運休なら運休ともっと早く言えやー(気付かなかっただけかもしれんけど),分かってたら自由席でも良いからタク使わんかったのに!


 沸々と湧き上がるJR北海道への怒りを抑えつつ札幌に到着.
 払い戻しもあるしとりあえずみどりの窓口に行ったら,「大阪までなら……トワイライトはどうでしょう」 と提案されました.へっ!? トワイライトあるの!?
 また特急・新幹線乗り継いで帰るのは嫌だなぁと思っていたところ,帰宅が一日ずれますが空きがあるんならと乗ることにしました.B寝台の上段じゃぁ乗ってもあんまり意味無いけど仕方が無い.差額10kくらい返ってきたし.
 そしてこれを勧めてくれるってことは,明日には復旧かもしくは函館までバスになるかのどちらかってこと……なんだよね? さっきの窓口の兄ちゃん,明言してなかったけど(トワイライトに気を取られて確認するの忘れた)…….
 コンコースのテレビモニタには別の場所で線路に土砂流入して臨時特急が止まってるってニュースやってるんやけど大丈夫か?


 うーむ.帰りの手段が決まったような決まって無いような.多少不安もありますがトワイライトの発車時刻である翌日14時まで待つしかありません.現在時刻は17時,暇すぎにも程があります.駅では列車ホテルを開放するとアナウンスされていましたが,0時〜5時とちょっと時間が短いし,そもそも0時までってあと何時間あるんだよそれという状況.
 ともかくは朝から何も食べていないのでメシにしよう.何を食べようかやっぱりラーメンかなぁ,札幌に来る計画にしてなかったからノープランなんだよなーどうしたもんかいな,とインフォメーションを眺めていたら,「カレー研究所」という何とも挑戦的というか自信に溢れたカレー屋を見つけたので入りました.セミロングのお姉さんが素晴らしかったです.輪行袋ごと自転車を倒されちゃったんですけど些細なことです.ICOCAを見ておもいきり首傾げてはりましたw

 さらに時間潰しにと,「風立ちぬ」でも観ようかと思ったのですが,荷物もあっていい加減しんどいので地図で近所のホテル探して泊まりました.一軒目で空きがあってラッキーでした.物凄い大雨でほんの少し歩くだけでずぶ濡れになってしまいました.フロントで大丈夫ですか?と心配されるほどに.
 ラウンジでスパークリングワイン(ロハだった!)などをちびちびやって,札幌駅から時折聞こえてくる汽笛の音を聞きながら就寝.

※1 北斗星の切符を取ったのが7/18,おおぞら10号の運休が決まったのは7/24.
※2 1本早い特急に乗ることで始発駅から北斗星乗れますので,とかちは札幌まで買っていました.北斗星の札幌−南千歳間の分は車内精算するつもりでした.


●19日(月)
 ニュースをチェック,復旧はまだ.
 最初の脱線に加えて土砂流入も起きてちゃそりゃ無理だよねー.携帯で運行情報を見ると,本日分の夜行列車は札幌−函館間の部分運休,札幌14:52発の臨時特急にご乗車くださいとのこと.これで一安心.
 11時のチェックアウト時刻ぎりぎりまでのんびりと過ごして出発です.そして何気なくみどりの窓口の空席情報画面を眺めていると,なぜかトワイライト本日分に○印が付いてある.昨日の時点であと2つと言われており,私の分引いたらあと1つなので△印のはず.ってことはキャンセルでも出たのかな? と思い,改めて問い合わせてみたら,なんとシングルツインが空いていると!!

 逆転ホームランー(大阪さんぽく)

手書きの切符  1ヶ月前の時点でトワイライト取れなかったショボーンとなっていたのに,まさかこの土壇場で取れてしまうとは.
 窓口の兄ちゃん曰く,端末上では発券できない状態になってはいるが,奥で問い合わせたら確かに空席はあるってことで,結果,今どき珍しい手書きの切符が発券されました.


八雲行き臨時特急(183系?)@札幌駅 さて,札幌ラーメンを食し,案内では14:52発の臨時特急でしたが,暇だしまた何があるか分からんし余裕を見て1個前の12:22発の臨時特急に乗車しました.これにて途中の八雲駅まで.そこから代行バスに乗り換えて函館へ(思ったより乗り換えスムーズでした).大雨のせいでこんなことになっている割には見事な青空で,国道5号線から大沼公園の湖も綺麗に見えました.

485系白鳥@函館駅 代行バスは17時前に函館駅に到着.発車時刻は18:48とのことでおよそ2時間弱,それまで函館朝市で海鮮丼をいただいたり,ホームにで列車を眺めたりのんびりと発車時刻を待っていました.今回函館は単なる乗換駅の計画でしたが,これは怪我の功名でしたね.
前日乗るはずだった北斗星@函館駅キハ40@函館駅
スーパー白鳥と白鳥復旧した事故現場を通ってきた臨時特急

 ちょうど海鮮丼を食べているとき,脱線事故現場では復旧工事が完了し,札幌14:52発の臨時特急が現場を通過したとのニュースを見ました.函館駅に戻るとその到着に合わせて北海道新聞の記者が来ていました.


発車案内  18:20頃,そろそろトワイライトの入線です.
 あっ,函館発ってことはDD51の機関車で引っ張られるところ見られなかったですね.うーむ.残念(もしかしたらDD51に押されて入線してきたのかも).
ゆっくり推進運転で入ってきたトワイライト・スイート側行先表示(ただし撮影は直江津停車時)
電源車側機関車ED79

 シングルツインの個室は……私にゃちょっと狭いですね.長さ的に.自転車を入れたら余計に狭くなります(当たり前だ).一瞬部屋に入らんか!?と焦りました.写真もたくさん撮ったのですが狭くて部屋全体が写せませんでした.下のもデジカメの液晶見ずに壁ギリギリまで引いて撮っています.広角レンズでもあれば….
シングルツインシングルツイン
 いや,でも多少狭くても個室としてプライベートな空間が確保され,大きな窓1つ独り占めできてしまうのは何物にも代え難い魅力があります.

 車内に乗り込んでからあちこち写真を撮りまくっているうちに時間となり出発.
ディナーは事前予約が必要なのは知ってたので,車内販売の駅弁かなーと思っていたところ,食堂車のクルーが「夕食ご用意されてますか?」と訪ねてこられました.後でお弁当を配達していただけるということで申し込みました(※有料).同時に朝食の予約をすることができました.
 それとは別に車内販売のお姉さんがお酒を販売しておられたので,日本酒と焼酎を.そしてサロンカーにおつまみの自販機があったのでししゃもと鮭とばを購入.部屋の照明を落として窓への映り込みをなくし,月が浮かぶ真っ暗な車窓を見ながらちびちびとやっていました.

 青函トンネルを抜け,青森での機関車付け替えによる長い停車も終え,懐かしささえ感じる新青森駅を通過したあたりでウトウトと.向かい合う座席をそれぞれ倒せばベッドになるとのことでしたが,布団だけかぶっていつの間にか寝てしまっていました.


●20日(火)

食堂車 6時前のいつもの出勤用のアラームで眼を覚ますと,そとは雨が降る朝の日本海でした.
 しばらくすると,おはようございますの車内放送が入り,朝食とは別にマドレーヌとホットコーヒーの販売があるということでいただきました.その後すぐに朝食,見知らぬ人と相席ではありましたが,食堂車にていただけました.

 その後は個室あるいはサロンカーでのんびりと車窓を眺めながら,大阪まで帰ってまいりました.昼過ぎに大阪着.函館を出てから約18時間の旅でした.5月に新潟から北越とサンダーバード乗り継いだときは座ってるのが結構しんどかったですが,今回はゆったり楽チンでした.

敦賀駅での機関車付け替え

札幌駅で食べたカレー,ラーメン,函館での海鮮丼など

上段:
 左: 陸別オーロラハウスの夕食
 右: 札幌ステラ,カレー研究所,豚の角煮とごろごろ温野菜のスープカレー
中段: ホテルノースゲート札幌ラウンジ
 左: スパークリングワイン+おつまみ
 右: おたるワイン
下段:
 左: 札幌パセオB1えぞっこラーメン,特製ラーメン
 右: 函館朝市の海鮮丼

トワイライトにて

上段:
 左: 車内販売のお姉さんより日本酒と焼酎
 右: 車内の自販機よりししゃもと鮭とば
中段:
 左: 夕食のお弁当
 右: 朝食前のマドレーヌとホットコーヒー
下段: 食堂車「ダイナープレヤデス」での朝食
 左: 前菜,右: メインディッシュ


 これにて4泊5日(+1日延長)の北海道旅行記は終わりです.長々とお付き合いありがとうございました.

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