いざインドへ。

準備万端ととのって、空港へ...となるはずだったんだけどなぁ。

現実はそんなにアマくはなかった。


7月21日(火) 朝

友だちのたまちゃんから
23日からの芝居の公演で販売するCDを作って欲しいという
悪魔のような依頼がやってきた。

それも21日の夜、何も手を加えてないであろう音源を渡され、
それを編集して販売用のCDとして成り立つような曲に加工し、
ジャケットまでデザインして、30枚、
できればそれ以上作れるだけ作るという依頼である。

作業の早いがんばくんでも、いつもなら3〜4日はかかるであろう作業を、
ひと晩で終わらせ、
出発前日、つまり22日中に届けるという、
近年まれにみる過酷な状況を強いられたのである。がーん。

しかも、出発前日と前々日、つまり21日〜22日は、
やり残した仕事と最後の荷物詰めで大忙しのおまけつき。

気がくるいそう。

できあがったCD
最後の貴重な2日間を
そんな意味不明のスケジュールで埋め尽くされて、
ちょっとパニックになりかけたけど、
そこは何といっても逆境に強いがんばくん。

頭とセンスとマウスと2台のパソコンを、風のように操り、
見事朝までにCDを作って、レーベル印刷をし、
あとはジャケットを出力するだけという状態にまで仕上げて、
一睡もしないままで仕事に向かったのであった。

7月22日(水)

世間は皆既日食が見えただの、雨が降ってるだの騒いでいたけれど、
ボクにとっては太陽が欠けることよりも
CDを1枚も欠けずに納品することの方が大事なんだわ!
と自分を奮い起こしてがんばった。
1件目の仕事を終えて納品に向かう途中、
雲の切れ間から一瞬だけ三日月型に切り取られた太陽くんが見えた時には、
ああ、今日一日うまく行くかも...っていい気分になった。

そして無事納品を終えて、次の仕事に向かい、
何とか対お客さんの仕事を全部終えた。

自宅に帰る前に、
明日からはしばらくは食べられないであろう究極の生もの、
お刺身を購入。
しかも今までは買ったことがないという「中トロ」をはり込んでみた。

後は家に帰って、
@残った事務仕事をする。
Aコロ助とおいしい晩ゴハンを食べる。
B残った荷物を詰める。
C早めに寝る。
この4つを無事こなせば、インドは近い!
がんば、がんばれ!

そして、
いい感じで22日は終わりそうだった、
いや、あっという間に終わったんだけど、
上のスケジュールの中でやり残したことが1個あった。
それが他でもないB番。
あぁ...、このことが23日の悲劇のもとだったのである。
前日CD作成のための完徹さえしていなければ...。

そして...

7月23日(木) 出発当日

計画通りに進んでいれば...

朝は気持ちよく目覚め、
しんのすけつーのお散歩にさわやかに出かけ、
優雅に朝食を取り、
玄関に用意してある荷物一式をスマートに抱え、
コロ助とにこやかに駅に向かい、
軽やかに手を振って旅立つ予定だった...。

しかし現実は...

朝は悲鳴とともに目覚め...(ギャー!)、
しんのすけつーのお散歩はコロ助とケンカしながら強引に押しつけ...(ワン)、
朝食なんてとんでもなく...(グゥ)、
開けっ放しになってたスーツケースに怒濤のように荷物を突っ込み...(ドサドサ)、
「がんばはこうなるとウザい!」とムッとするコロ助と駅に向かい...(プン)、
駅についてからも大げんか...。

どうしてこうなっちゃったのか...。

「どうして寝ちゃってるの見て起こしてくれなかったの?」
なんて言ってみても始まらない、自分が悪いんだから。
もともとインド行きには反対だったコロ助だし。
でも、せめて出発の時くらいはもう少しやさしくしてくれても
いいんじゃないの?コロ助くん、っていうのがボクの言い分。

でも、コロ助は駅に行く前にしんのすけつーと3人で神社に寄ってくれた。
いつもお散歩の時にお参りに行く神社、お守りを買った神社。

最後に3人でお参りして、
朝起きたらテーブルの上に作ってあったコロ助手作りのお守りも持って、
今度こそ、
いざインドへ!

神社でいただいたお守りと
コロ助がくれたお守り